やまざくら通信

やまざくら通信 vol.30 2022年春号

みなさんこんにちは、鈴木隆之です。

原稿を書いている今は2月ですが、オミクロン株の拡大がまだまだ止まらない現状です。このやまざくら通信がお手元に届く頃には、春の暖かい風を感じながら、少しでも感染拡大が落ち着いていることを心から願っております。

さて今回から私が大田区議会議員4期目として、15年間の活動を振り返りながら、これからに向けた6項目の重点政策を計3回にわたってお届けしたいと思っております。

今回はそのうちの二つ、新型コロナウイルスに関してと、これからの福祉・共生の地域づくりを特集しました。どうぞご覧ください。

新型コロナウイルス感染症の危機から地域を守ること

令和3年を振り返って

区内の累計感染者数を振り返りますと、令和3年4月のいわゆる第4波で7,000人を超え、令和3年7月からの第5波では20,000人に迫る勢いとなり、現下の状況もオミクロン株によりまん延が継続しています。

大田区議会では64回にわたる対策会議 (2月末現在)を開催し、区民生活の状況を踏まえ、区に対し様々な要請を迅速に行ってきました。

ご報告する実績・これからの展望

コロナウイルスワクチン接種をはじめ、感染症対策を迅速に進めること

令和3年4月から高齢者施設など入所者への接種を開始し、5月には65歳以上の高齢者の方に区内9か所の集団接種会場で接種を、6月は約200カ所の医療機関で本格的に接種を開始するに至りました。

18特別出張所のほか、自治会・町会や民生委員の皆さまにご協力いただき、高齢者の予約支援や接種同行支援、障がいのある方や外国籍の方が安心して接種できるよう、障がい者総合サポートセンターや巡回接種の実施、区内の学校法人・企業から会場の提供を受け、接種機会を拡大した結果、接種スピードを加速させることができました。

また、増加する自宅療養者への対応として、大田区青少年交流センター「ゆいっつ」に酸素ステーションの開設や食糧支援などにも対応し、区民生活を守ることに全力で取り組んでおります。引き続き、区民の皆さまのご協力をお願い申し上げます。

これからの地域福祉、共生の地域づくりを進めること

令和3年を振り返って

区の社会保障関係経費は、国や地方全体ともに他分野に比べ極めて高い割合となっています。令和2年度決算における民生費の割合は55.7%と区財政の多くを占め、増加の一途となっています。

財政の持続可能性を維持しながら、豊かな地域の福祉を実現するためには、これまで先人の政治家たちが築き上げてきた介護や保育など国の社会保障制度を適切に活用しつつ、大田区をはじめ基礎自治体の役割は、そこに住まう「人」それぞれに必要なサービスを着実にお届けすることと、居場所を保障することにあると考えます。

区内には、こども食堂31団体が活躍され、3年前から4倍以上に増加し、地域の関心の高さを感じています。地域の支援の輪を広げ、支援が必要な世帯が地域活動団体など身近な支援者とつながるきっかけをつくるため、区の支援制度や地域活動団体のイベント情報を郵送する「子どもと地域をつなぐ応援事業」を実施しています。

保育施設の整備は、令和3年4月、認可保育所190園、保育サービス定員17,980人となり待機児童数ゼロを達成しました。

近年急増していた65歳以上人口は、令和17年頃から増加が再加速することが予測されております。

健康寿命は着実に延伸しているものの、平均寿命の延びも高く、長期的展望での高齢者施策が欠かせません。さらに現下のコロナ禍では閉じこもりがちになった高齢者が健やかに過こせるよう、介護にならない施策も重要となります。

*平均寿命(平成12年度から平成27年度:男性+3.3歳、女性+2.3歳)

ご報告する実績・これからの展望

進学意欲のある生徒が安心して進学できるなど、子どもたちを大切にする環境を創ること

区民の皆さまのありがたいご寄付を財源として大学等進学応援基金を創設し、給付型奨学金を実施しました。また「大田区子ども生活応援基金」により、未就学児がいるひとり親家庭に絵本などをプレゼントしました。子どもたちを守り大切にする地域づくりを進めてまいります。

デジタル技術を活用してより使いやすい行政サービスを提供すること

デジタル技術を活用し、児童館や保育園では災害時や感染症発生時の緊急の情報共有や保育所入所手続きをより円滑にできるようサービス向上を図りました。

健康課題を地域別に把握し、健康づくり施策をきめ細かく推進すること

東邦大学と進めてきた「人生100年を見据えた健康寿命延伸プロジェクト」を特別出張所が管轄する18地区に細分化し、より地域の実情に沿った施策を展開していきます。また、これまで施策効果が及びにくかった被用者保険の加入者を対象に、ニーズを捉えた施策を展開します。

介護予防にも新しい方法を取り入れ、健やかに暮らせるまちづくりを進めること

老人いこいの家をオンラインでつなぎ、双方向性のある環境で、リモート型の体操教室を始めました。また、デジタル機器に不慣れな高齢者向けにスマートフォン教室や相談会を実施し、自宅に居ながら家族や友人、地域などとつながりを維持できるよう取組みを進めています。お子さまから高齢者まで、区民の皆さまがより健康で快適な暮らしになるよう施策を展開していきます。

おわりに・・・

1月4日の大田区新春のつどいにおきまして、大田区議会議長として年頭の挨拶をさせていただきました。その中で、「大田区議会は50名の議員で構成されておりますが、それぞれ政策や手法の違いはあっても、大田区民の幸せと発展を願う心は一つです」と申し上げました。

大変な時代ですが、大田区議会議員の英知と、想像力と、行動力を結集し、必ずやこの困難な局面を克服し、区民の皆さんに夢と希望の持てる大田区の未来像をしっかりとお示しして参ります。共に頑張りましよう。